中学の政経の授業で和田先生に自給率に関することを習った時から自給率向上の必要性がピンとこなかった。
っつか、べつに、必要ないじゃん???って・・・
そして、昨今マスメディアからはますます『自給率向上!』が叫ばれていますが・・・
民主党のマニフェストのひとつ、『戸別保障制度』。
そして、農林水産省が声高々にいう『食料自給率』。
この2つを見事にぶった切ってくれる本です。
以前からこの制度には懐疑的でならなかったのですが、
この本を読んで、やはりそれらの考えが間違っている確信が持てました。
まず、そもそも、「自給率」という考え方自体がナンセンスであり、
そんな数値を統計的に扱ってるのもそれを発明した日本の農水省だけである。
そもそも実現不可能な数値を目標に掲げ、
そのための予算と仕事を確保するだけが農水省の存在意義になっているだけ。
さらには、それにかこつけて天下り先の確保をする官僚たち。
そして、戸別保障制度は民主党の選挙目的のバラマキであり、
日本の農業を衰退させるだけであるということ。
衰退させることで自分たちへの依存性を高める。
おいしいのは民主党だけ。農家にも国民にも残念な将来しかない。
コメが余るから小麦を作れ。それに従うやつらは生活費をくれてやる。
誰がコメや小麦の需要予測をするのか?
需要と供給のバランスで消費者と生産者が決めるもの。
農水省の官僚が決めるものではない。
そんな計画経済みたいなことをして発展していけるとでも思っているのか?
世界の歴史がすでに答えをだしてくれている。
とまぁ、こんなことを絡めながら、日本の農業の実力は世界トップ級であり、
日本の農業が弱いいう認識は農水省によるプロパガンダの結果でしかないということを
具体的なデータとともに教えてくれています。
以上、ざっくりと自分なりのまとめ方をすると、こんな感じ。
が、しかし、本を読んで身近な人にこの考え方を説得させようとしても
説得させれなかった・・・自分の説得力のなさに憤慨。
なので、是非皆さんに読んでもらいたい1冊です。
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↓
食料自給率の問題に関しては本を読まないまでもこの辺は読んでもらいたい。
- 食糧自給率を上げるのは無理だ – 成毛眞ブログ
- 食料自給率はゼロでもかまわない:安全保障の観点から 站谷幸一
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